これってアリですか?

 ルール上は明らかに作成可能だが、リプレイや小説であまり見かけず世界観的にどうかな?というキャラクターについて考えてみました。まあ小説とか読んでると冒険者パーティは人間のおっさんだけ、ルーンマスター不足でピーピーいってるのが一般的らしく、PCパーティのように10代の女の子がいたりメンバーの大半がルーンマスターだったりするケースのほうが珍しいようですが。

・シーフ&ソーサラー
 成長が遅いとはいえ、魔法戦士と違って装備の相性がよく、鍵明けや幻覚の魔法は盗賊の仕事の役に立つ。とはいえ魔法をそーゆー事に使うのは魔術師ギルドがいい顔しないでしょうね。PCの盗賊はそんなに悪いことしないから除名やギアスまではしないだろうけど圧力ぐらいはかけてくるはず。

・ガネード神官の盗賊
 五大神の教義は盗賊にとって厄介だが、ガネードならその心配もない。プリースト・シーフともに能力値が中途半端(一応ボーナス全て+2だが得意分野が全くない)でもやっていけるので兼業には相性がいい。特にプレイヤー人数が少ないときはありがたいキャラだが、私以外にやる人を見たことがない。(アンマント財宝編にガネード神官がいたが、専業シーフの保護者扱い)

・エルフの盗賊
 非力なエルフは必要筋力半分がほとんどデメリットにならず、クリティカルや戦闘以外での使い道を考えると明らかにファイターより有利。にもかかわらずデザイナーサイドはエルフに相性が悪いファイター技能ばかり取らせる。スイフリーはキャンペーン最終回でファイターを5レベルにして清松を呆れさせていたがNPCはもっとひどい。タラントのレルミア王妃はファイターがメインでなんと7レベル。一方シャーマン技能はたいしたことないのでキャレリン王女に抵抗されていた。
 エルフの高貴なイメージが、シーフのダーティなイメージに合わないんでしょうか? 私もGMやるときはエルフのシーフ技能取得を禁止したいところだが。 ならばダークエルフはというとこっちもファイターばかり。非力なダークエルフに白兵戦を挑まれても全然怖くないんですけど。人間と戦う前にオーガーに反抗されて終わりそうな気がする(魔法で痛めつけられたならともかく怪力の妖魔がなぜ非力なダークエルフに服従する?)。

・エルフのソーサラー
 清松氏は「エルフの高い魔法適性を、シャーマン技能に実質限定することでバランスしてある」と述べているが、私は最初のシャーマン1レベル捨ててでもソーサラーになるぞ。とはいえディードリットの活躍があまりにも鮮明なのか「エルフ=シャーマン」の先入観はあまりにも大きく私以外にこう考える人はいないようである。
 ルールではないが、エルフがどこで古代語魔法を学ぶかという問題がある。魔術師ギルドがエルフの入門を認めるのは難しい(導師の考え方にもよるが)かもしれないが、ひょっとしたら故郷の森に古代王国で学んだエルフがいるかもしれない。
 ダークエルフも「悪のソーサラー」に師事する可能性もないでもないが、GM的にはバルキリージャベリンと暗黒魔法で十分ということか。

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