登場人物紹介

ほぼコミックスでの登場順。アニメ、ゲームのオリキャラは原作シナリオに換算。

・浦島景太郎(CV:上田祐司)
 女子寮「ひなた荘」の管理人をつとめる主人公。当初は勉強もスポーツもできず、女の子にモテないダメ人間だったが、連載を通じて次第に成長していき、ひなた荘の女の子全員にすかれるようになる。しかし事故で女湯に飛び込んだり、転んでスカートをずり下ろすマヌケさは最後まで変わらなかった。
 ルーチンギャグとして殴られたり落ちたりしているうちに、不死身という設定が定着する。(赤松先生曰くATフィールドらしい)
 東大入学後何をするか考えてなかったが、瀬田に影響を受け考古学の道を選ぶ。

・成瀬川なる(CV:堀江由衣)
 本作のヒロイン。模試トップの秀才だが、現役合格はできず、一浪して東大に入学。
 頭が良くてプロポーションもよい美少女だが、感情の起伏が激しく、しょっちゅう景太郎を殴る。恋愛に関しては奥手で、景太郎が他の女の子と仲がよいとむかついていたが、自分から男と女の関係に持っていく勇気を持たなかった。

・前原しのぶ(CV:倉田雅世)
 中学生の頃、家庭の事情で親元を離れ、ひなた荘へやってきた少女。恋愛SLGお約束の妹キャラがモチーフになっており、年上の異性に免疫がないためか景太郎に惹かれていく。当初は自分に自信がもてない内気な少女だったが、東大に合格しようと努力する景太郎との出会いによって成長していく。

・紺野みつね(CV:野田順子)
 細い目をしているため、「キツネ」の愛称を持つ関西出身の女性。なるとは昔からの友人で、なるがひなた荘に来たのも彼女の紹介による。酒とギャンブルが好きな遊び人で、ひなた荘でも他の住人をからかって楽しんでいる。フリーターといいつつ何の仕事をしているのか不明だったが、終盤ではむつみと一緒に和風茶房「日向」(はるかから譲り受けた)を経営することに。

・青山素子(CV:浅川悠)
 京都の山奥に道場を構える、魔物と戦う一族の娘。「神鳴流」という剣術の達人だが、姉が駆け落ちしてしまったため後継者というプレッシャーに耐えられず、家を出てひなた荘で暮らすことに。武人として育てられたため男勝りな性格で、軟弱な景太郎を軽蔑していたが、後に浪人したときの壊れようを見ると、結局は彼女も同類だったということがわかる。

・カオラ・スゥ(CV:高木礼子)
 一見インド人だが、実は太平洋の島国「モルモル王国」から留学しているお姫様。野生児的なイメージがあるが、実はメカに強く、ジャングルのような自室にはゲーム機が多数存在し、怪しげなメカを作ってみんなをトラブルに巻き込む。外見も性格もしのぶより年上とは思えないほど子供っぽいが、赤い月が現れると大人っぽく変化する。

・浦島はるか(CV:林原めぐみ)
 景太郎のおば。ひなた荘の隣にある和風茶房「日向」を経営する。当初は深いセリフでシナリオを軌道修正する役割を持っていたが、瀬田が絡むと喜怒哀楽の激しいキャラクターになる。過去の経歴といい、謎の多いキャラクターである。

・浦島ひなた(CV:野沢雅子)
 景太郎の祖母。ひなた旅館→ひなた荘のオーナーだが、ひなた荘を景太郎に任せて世界一周の旅に出る。かなりの資産(ひなた荘の広大な敷地や周囲の山)を持っていたり、可奈子に浦島流柔術を伝授したり、はるかを含む関係者全員が恐れたりとひたすら謎の多い人物。

・灰谷真之
 景太郎の浪人時代の友人。長身でロン毛で趣味はナンパだが、モテそうで全然モテないため景太郎をうらやましく思っている。

・白井巧明
 景太郎の友人。灰谷とは大学が違うようだが一緒に行動している。アニメやパソコンに詳しい典型的なオタク。

・乙姫むつみ(CV:雪乃五月)
 景太郎と同じく三浪で東大に入学した沖縄出身の美女。彼女の形容は「全男子あこがれのおっとり系お姉さんタイプ」。強度の天然ボケで、そのマイペースぶりで周囲を混乱に陥れる。また東大に何度落ちてもめげない楽天家ぶりを見せる。虚弱体質でしょっちゅう魂が抜けるが、握力が強かったり発育がよかったりとアンバランスぶりが目立つ。景太郎より年上なのに三浪なのは、高校時代に病欠で留年したためらしい。

 幼少時に景太郎やなると遊んだことがあり、過去の絡みや抜群の色気で景太郎、なるとの三角関係を盛り上げたが、可奈子登場後は影が薄くなり、モルモル王国編では一時期スタッフに存在を忘れられていた。
 名前の由来はイラストレーターのささきむつみらしい。

・温泉たまご(CV:前田ゆきえ)
 むつみが飼っていたカメ。「温泉ガメ」という種目で空を飛び、人間並みの知能を持つなどかなり謎が多い生物。景太郎となるが貰い受け、ひなた荘で飼うことに。「みゅう」と鳴く。

・瀬田記康(CV:松本保典)
 東大で講師をしている考古学者。かつてなるの家庭教師をしていたことがある。なるは「景太郎よりずーっとカッコいい」と言っていたが、三浪で大ボケで東大卒にも関わらずはるかにバカよわばりされたりと、はっきりいって景太郎やむつみと同レベル。浪人時代や学生時代に何かやってたらしく、モトコ以上の戦闘技術を持つ。名前は某漫画家から。

・サラ・マクドゥガル(CV:小林由美子)
 瀬田の死んだ友人の娘。カルフォルニアに親戚がいるらしいが、瀬田を「パパ」と呼んで一緒についてきている。イタズラ好きのおてんば娘だが、異常な大人(ハイティーン含む)ばかりの「ラブひな」キャラでは常識人であり、ツッコミ役を務めている。実母が生きている頃からはるかになついており、瀬田と結婚したはるかをあっさり母親と認めた。

・坂井健太郎(CV:置鮎龍太郎)
 アニメオリジナルキャラ、なるの高校時代の同級生。(アニメのなるは共学校出身) 大学に現役合格するが、借金のためはるかの店でバイトすることに。なるを巡る景太郎のライバルとして作ったキャラクターだが、ほとんど争うことはなく、後にはひなたガールズのアッシー君と化してしまう。

・アマラ・スゥ(CV:久川綾)
 アニメオリジナルキャラで、カオラの姉。彼女の日本語は江戸っ子のべらんめぇ口調。(声が大阪人の久川綾というのが笑える) 白いワニをつれ歩く。カオラと違ってグラマーだが、景太郎曰く思考回路は同じとのこと。実はランバに想いを寄せており、そのことをひなたガールズにツッこまれていた。どこで知り合ったのか、むつみと仲がよかった。後に原作に「アマランカオラン」という飛行船が登場した。

・ランバ・ルゥ(CV:上田祐司)
 アマラ、カオラのいとこで、モルモル王国の皇太子。スゥ姉妹は先代国王の娘らしく、男の世継ぎがいないため弟(ランバの父)に譲位したと思われる。見た目は景太郎にそっくりだが、景太郎のような間の悪さがなく印象がかなり違うのに、二人が入れ替わったときは(ターンAが元ネタか?)むつみしか気がつかなかった。アニメのキャラだが、原作ではパララケルスの研究機関の名誉会長をやっていた。

・成瀬川メイ(CV:白鳥由里)
 なるの義妹(両親がバツイチ同士で、もう一方の連れ子らしい)。もともとアニメのキャラクターだが、原作の最終回にも登場。

・藤沢みづほ(CV:今井由香)
 ドリームキャスト版オリジナルキャラ。現役東大生だが、海外旅行中にひなた婆ちゃんに頼まれて景太郎の家庭教師を引き受ける。「約束」という言葉に敏感に反応し、「景太郎が東大に合格できなかったら責任をとって結婚する。」と宣言して日なたガールズを驚かせる。その後の思わせぶりな言動や、なるとの確執を見る限り、本気で景太郎を好きなようだが・・・

・ニャモ・ナーモ(CV:水樹奈々)
 景太郎たちがパララケルス島で出会った少女。見た目はしのぶにそっくりで、内気なところも似ている(景太郎に懐くところも)。瀬田の師匠の孫。祖父が追い続けた古代カメ文明の遺跡を求めて、瀬田の発掘行に参加する。

・青山鶴子(CV:長沢美樹)
 素子の姉。歴代の神鳴流の使い手の中でも有数の実力を持つらしいが、男と駆け落ちしたため後継者である素子を気にかけている。本来は鬼のような怖い性格らしいが、今のダンナとつきあうようになって猫をかぶるようになったとか。いわゆる京美人で、綺麗な白い肌を持つが、爆弾やビームを受けても傷つかない(バリアでもはってるらしい)。本編では一度も名前を呼ばれなかったが、アニメのEDクレジットで使われた「鶴子」が原作サイドでも公式設定になっている。もっとも結婚後の姓は不明。

・乙姫なつみ
 むつみの母。むつみ以上の天然ボケで、自己紹介時に自分の名前を忘れてむつみにフォローされるほど。成人した娘がいるとは思えないほど若く、むつみと双子といっても通じそう。そんな二人の識別ポイントは頭部のアンテナ、むつみやその妹にはあるのに、母だけアンテナがない。昔ひなた旅館で働いていた。

・浦島可奈子(CV:桑谷夏子)
 景太郎の義妹。養女として浦島家に引き取られたときは内気で家庭になじめなかったが、景太郎にだけは心を開く。そのため今でも重度のブラコンで、血がつながってないのをいいことに景太郎に男と女の関係を迫る。以前はひな婆ちゃんと一緒に旅をしており、浦島流柔術を継承している。

・クロ(CV:松岡由貴)
 可奈子が連れている黒猫。「魔女の宅急便」と「フリクリ」が元ネタらしい。

・真枝絵馬
 景太郎となるの結婚式前日にひなた荘へやってきた少女。彼氏なし、メガネでソバカスでペチャパイで・・・とコンプレックスの塊で、住人は誰でも東大に合格できるという噂を聞いてひなた荘へやってくる。新たな視点からひなた荘を見せることで、「ラブひな」の締めくくりに大きな役割を果たした。

・レオン
 絵馬のカメレオン。最終話では飼い主を忘れて、しのぶの頭の上に居座っていた。

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